シーズン1謎をネタバレ注意!徹底解説

第1話 「冬来る」

タイトルについて

「冬来る」、日本的視点から考えると冬なんて毎年来るじゃんといいった感じだが、「ゲーム・オブ・スローンズ」の世界では四季の流れはゆったりとしていて不定期である。今回は10数年ぶりの冬の訪れとなる。
また、ただ冬が来るという意味だけではなくオープニングで示されるように、壁の北側に異形のものが出現する。
「冬来る」はスターク家の格言でもある。

オープニングについて

壁<ウォール>の北側にナイツ・ウォッチが向かうところから始まる。いきなり異形<ホワイト・ウォーカー>に殺されるが、ホワイト・ウォーカーが確認されるのは数千年ぶりだということを注目したい。

逃げたナイツ・ウォッチがエダード・スタークに処刑される

オープニング逃げ延びたナイツ・ウォッチがいきなりエダードに首を落とされ、あんまりにもひどすぎると思う人もいるかもしれないが、ナイツ・ウォッチを脱走することは絶対に許されず、七王国どこでも捕まればすぐに死罪であるので仕方がないといえる。
また、彼のホワイト・ウォーカーを見たという証言を誰も信じないのも、ホワイト・ウォーカーの存在は8000年以上確認されていないので無理はない。

王様のロバートがなぜウィンターフェルにまで来たのか

ひとつはロバートの<王の手>であるジョン・アリンが死亡し、盟友であるエダードに後任を頼むためである。 また、エダードの妹でロバートが愛した女性、リアナ・スタークの墓参りがしたかったからでもある。遠方からの到着にもかかわらずロバートは一番先にリアナの墓参りに行っている。

デナーリスが騎馬民族ドスラク人の王カール・ドロゴに嫁ぐ理由

ロバートのバラシオン家が反乱に成功する前は、ヴィセーリスとデナーリスのターガリエン家が王として君臨していた。 しかし15年前の反乱によって命からがら逃げ出し、現在はウェスタロス大陸ではなく海を渡った自由都市に身を寄せている。ヴィセーリスはターガリエン家の生き残りで後継ぎである。 彼は復権のための軍隊を手に入れるために、妹デナーリスをドスラク人の王カール・ドロゴに売り渡すのだ。

宴が行わるなか一人ぼっちのジョン・スノウ

ジョン・スノウはエダード・スタークの息子ではあるが、母親については不明である。この世界では正妻の子供でない子供は私生児とよばれ、身分が低いため、彼には宴の席が用意されることない。またスタークの名前を名乗ることもできない。そのため彼は伯父のベンジェン・スタークにナイツ・ウォッチへの志願を申し出るのである。ティリオン・ラニスターが彼に同情的なのは彼自身が小人のためにラニスター家からうとまれる存在であるからと思われる。

ライサからの手紙

死んだジョン・アリン公の妻であり、キャトリン・スタークの妹であるライサ。彼女は夫がラニスターに暗殺され、自らも危険だと告げる。王ロバートはバラシオン家だが、彼の周りは妻サーセイ・ラニスター、彼を守護する王の盾ジェイミー・ラニスター、王の従士ランセル・ラニスターとラニスター家だらけ。エダードがアリン公の死の真相を探るために王の手になることを決意するのもわかる。

ドラゴンの卵

デナーリスの結婚式でマジスター・イリリオンからドラゴンの卵を贈られる。ターガリエン家はドラゴンの血を引く血統で、自らをドラゴンと自称することもある。また、ターガリエン家の旗印も3つ首のドラゴンである。

ラスト 愛のために

いつものように塔に登っていたブランがサーセイとジェイミーが逢引する姿を見てしまった。愛のためにとブランを塔から突き落とすジェイミーだった。一見残酷にみえるが、これはある意味仕方がない。 王の妻であるサーセイと王の盾であるジェイミー、しかも二人は双子の姉弟である。これがばれたら打ち首どころですまない大惨事である。 これはもう口を封じるしかない。しかし他人の居城に来てまでこっそり逢引しちゃう双子もやばすぎると思うが・・・。

エダード・スタークは娘のサンサとアリアを連れて王都キングスランディングへ、ブランは塔から墜落し、私生児ジョン・スノウはナイツ・ウォッチへ、第一話から家族がバラバラになるスターク家、さてこれからどうなりますか。

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