シーズン1謎をネタバレ注意!徹底解説
第9話 「ベイラー大聖堂」
9話まできて言うのもなんだが、ゲーム・オブ・スローンズのOPが世界地図になっていることにお気づきだろうか。これは製作者がドラマだけではマップを把握できないという思いから作られた世界地図OPである。ちなみに話が進むにつれ登場した国がどんどん追加されていく。9話時点では、王都キングスランディングで始まる。ここにバラシオン家の鹿のマークがあるのに注目。お次はフレイ家の双子城。そしてスターク家ウィンターフェル。そしてナイツウォッチのウォール。お次は海を渡ってされに東へと向かった馬の門を持つドスラキの拠点、とこうなってる。
ヴァリスとエダード・スターク
エダードにお前の本当の目的はなんだと問われたヴァリスは、平和が望みであると伝える。そしてジョフリーを認めるようもとめるが、エダードはかたくなにロバートの弟スタニスこそが正統な王であると主張する。固いわエダード、固すぎだわ。最後にサンサの命を引き合いに出すヴァリスの汚さも一級品だが・・・。
双子城のロブ・スターク一向
ここでタリー家旗手ウォルダー・フレイが初登場。90を超える怪人で、要所である双子城をうまく交渉に使う。この時謁見の間にいるのはほとんどがウォルダー公の血縁者だ。ウォルダーはタリー家には忠誠を誓ったが、王座にも忠誠を誓ったいい、ラニスターに味方するという。交渉の基本だ。
ジオー・モーモントとジョン・スノウ
ここでジオーがモーモント家の宝刀ロングクロウをジョンに渡す。ここで家をけがした息子とは、デナーリスの片腕をやっているジョラー・モーモントのことだ。ロングクロウはヴァリリア鋼という現在で鍛えることのできないオーパーツ的な鋼でできている。ちなみにスターク家にはアイスというヴァリリア鋼の大剣がありエダードが所持している。この時点では所持していたというのが正しい。現在はラニスター家の手にある。
ロブとキャトリン
ウォルダー・フレイ公との交渉の結果、ロブ・スタークとフレイの娘との結婚を誓約され、フレイ家はスターク陣営についた。
メイスターエイモンとジョン・スノウ
メイスター・エイモンはジョン・スノウに自らがエイモン・ターガエリエンだと告げる。エイリス王の伯父にあたり、デナーリスからはおじいちゃんのお兄さんにあたる。彼は王位を弟エイゴンに譲り、自らはシタデルに入りメイスターとなったのだ。
ラニスター陣営
フレイ家がスタークに付き、スタークは河を渡った。戦場となるリヴァーラン一帯は敵だらけだ。ここでティリオンに先陣を任せるタイウィン・ラニスター。ティリオンを信頼しているのか、死んで欲しいのか、おそらく後者であろう。
倒れるカル
傷口から毒が入ったのか倒れて高熱を発するカル・ドロゴ。ジョラーは傷口を見て今夜死ぬ、助からないという。そんなかすり傷でと思うかもしれないが、治療させた人がやばいでしょ。当然のごとく治療といいながら毒を盛ったのだ。だいたい襲った国の魔女に治療をお願いするってのは気がよすぎでしょう。
部下は裏切る寸前、デナーリスはドラゴンの血族だと叫ぶがほとんど意味はない。力こそが正義、それがドスラキの掟だ。ここで怪しい魔術にまで手を貸すデナーリス、完全に落ち目である。しかしカル・ドロゴを失えば軍のすべてを失うだけでなくその身すら危ない。
ティリオンとブロンとシェイ
戦争の前日、戦場売春婦のシェイを呼び最後の晩餐を楽しむ三人。普通の売春婦と違いまっすぐな瞳をもつシェイの魅力にすっかりやられてしまったティリオンは自らの暗い過去を語る。このティリオンの一度目の結婚話は非常に重要で、彼の人生に大きな影響を与えているのだが、この話にはティリオンすら知らない後日談がある。それを知った時ティリオンは大きな決断を下すのだった。
ラニスターの勝利
初戦はラニスターの勝利かとみえたが、タイウィン・ラニスターの軍に襲いかかったスタークの軍勢は囮の別動隊で、ロブ率いる本隊はジェイミー・ラニスターを急襲し、彼を捕虜にした。初陣を勝利で飾ったのはティリオン・ラニスターではなくロブ・スタークであった。
グレイジョイ家の捕虜シオン・グレイジョイがすっかりロブの腹心になってて笑える。お前はスタークじゃないぞ。
逃げ出したアリア・スターク
すっかり乞食に身をやつしハトを売りつけようとしているアリア・スターク。ベイラー聖堂に駆けつけれるとそこには囚われた父の姿が。エダードは民衆の中にいるアリアを発見し、ナイツウォッチのヨーレンに像の元を見ろと告げる。ラニスター勢に密告されたらそれまでだが、わざわざキャトリンの凶行を知らせてくれたヨーレンを信じたのだろう。そしてサンサの安全のためにジョフリーこそ真の王であると告白するエダード・スターク。あれほど頑固だったのに娘のために自らを曲げるエダード、泣かせるぜ。王と認めるかわりエダードは領主の立場をはく奪され、ナイツウォッチとして壁の守りに送られるはずだった。さすがのサーセイ・ラニスターもそこもまで鬼ではない。しかし息子キングジョフリーは鬼だった。前回見せた仏心はなんだったのか、処刑人イリーン・ペインに首を持って来いと命じるジョフリー。ここでイリーン・ペインが抜く大剣はエダード自身の剣、アイスだ。そして切れ味抜群、一刀両断、エダード・スタークの首は地に落ちたのだった。
主人公と思われたエダード・スタークが死に、ウエスタロス大陸に攻め入るかに見えたデナーリスも窮地に立たされた。ジェイミーを手にしたが肝心の父親を殺されたロブは・・・。
次回は第一シーズン最終回第10話「血と炎」