シーズン1謎をネタバレ注意!徹底解説

第2話 「王の道」

タイトルについて

「王の道」とは王都キングスランディングから北の端ウォールのカールス・ブラックまでを結ぶ街道のこと。ロバート王はエダードの<王の手>就任の許諾を得て、エダードとスターク家のサンサ、アリアを連れて王都キングスランディングへと戻る。その旅の途中でおこる出来事が描かれる。

ティリオンとジョフリー

叔父のティオン・ラニスターと甥のジョフリー・ラニスターの言い争いから、二人の微妙な関係が描かれる。ジョフリーの我まま王子様ぶりには注目したい。 彼は根に持ちますよと助言するのはジョフリーの護衛、サンダー・クレゲイン。顔の半面を火傷で覆われた大男で、猟犬<ハウンド>とあだ名されている。王の盾の一人グレガー・クレゲインの弟。

サーセイ・ラニスター

第2話でラニスター家のやばさが描かれだすが、中でもサーセイ・ラニスターの恐さは秀でてている。自分達が墜落させた息子の母親の前で、自分の子供を失った打ち明け話までして同情を買うのだから恐れ入る。お悔みの言葉一つ言えないジョフリーとの人間力の差は凄いが・・・。

ジョン・スノウを冷たくあしらうキャトリン・スターク

エダードの息子ではあるが、私生児の彼はキャトリンの息子ではない。キャトリンはジョン・スノウを愛することができなかった。スノウは北の地で私生児に付けられる名前で、彼はスターク性を名乗ることを許されない。15年前の戦争から戻った時にエダードが連れてきた子供であるが、母親については不明で、一説にはエダードの子供ではないという説もある。個人的にはレイガーとリアナの子供と言う説をとりたい。

デナーリスがドラゴと結婚した一報に激怒するロバート

前王エイリス・ターガリエンをぶっ殺して(実際に殺したのはジェイミー・ラニスターだが)王位を簒奪し、一族郎党皆殺しにしたロバート。だからこそターガリエン家の復興のもとになるこの一報方には驚いただろう。ロバートは暗殺による解決をはかるように言うが、エダードは受け入れない、エダードの公明正大さがでている・・・がそれは弱点でもある。

ジョン・スノウとティリオン・ラニスターの会話

ウィンター・フェルを出て北の壁<ウォール>に向かう二人。隊を率いるのはナイツ・ウォッチの伯父ベンジェン・スタークだ。ここで犯罪者も一緒にナイツ・ウォッチになることが語られる。ナイツ・ウォッチは一度宣誓を交わしてしまうと二度と抜けることは許されない。一生をウォールとナイツ・ウォッチの兄弟達にささげることになるのだ。それゆえ志願者は少ないのであろう。

メイスター

ブランを見守るキャトリンの元に、ウィンターフェルのメイスター、メイスタールーウィンがやってくる。 メイスターとは知識の城<シタデル>で学問を学んだもので、主に教育や医療や政治について助言する役目を負っている。彼らは王に使えるのではなくシタデルから派遣されている。注目はルーウィンの首から掛かっている鎖。この鎖は学鎖と呼ばれ、ひとつひとつが学問を習得した証として与えられる。じゃらじゃら掛かっているほうが偉いと覚えておけばOK。

暗殺者はどこから

意識不明のブランを消そうとする暗殺者はどこからきたのか。これは当然のごとく、サーセイとジェイミーからの刺客であろう。この時、暗殺者が使ったのはヴァリリア鋼の短剣。ヴァリリア鋼はこの世界では大変貴重なもので現在は精製の技術が失われてる。鍛え直すことはできても新しく作り出すことのできない。そんな貴重な短剣を持っていたことで、犯人が絞られる。

キャトリンが塔で拾ったもの

金髪の長い髪・・・サーセイバレバレじゃん。

ジョフリーとサンサ

バラシオン家の長男ジョフリーとスターク家の長女サンサは、将来を決められた許嫁のようなもの。さすがのジョフリーもここでは王子様らしいエスコートを見せる。ここで処刑人サー・イリン・ペインが登場していることに注目。彼は前王のエイリスに舌を引っこ抜かれてしゃべることができない。しかし忠実な死刑の代行人として活躍することになる。さて、散歩に出た先でアリアとひと悶着おこし狼に腕をかまれ、剣を川に捨てられるという失態を犯してしまう。ここでアリアに命乞いするジョフリーの情けない姿は必見。母親に自分のいいように言いつけたジョフリーだったが、アリアは嘘だと主張する。ここでサンサは妹と将来の夫に挟まれて回答に窮する。スターク家の人間としは珍しく彼女は宮廷向きの性格をしているようだ。結局ロバートの一括で子供の喧嘩ということで一件落着するが、サーセイの意地の悪い一言で、ダイアウルフが処分されることに・・・。ここで彼女達を守護するダイアウルフがいなくなったのは、後に大きく影響する。また、アリアと遊んでいた肉屋の倅マイカーはジョフリーの護衛サンダー・クレゲインに始末されてしまう。ここにアリアとサンダー・クレゲインの長きにわたる因縁が始まった。

そのころ、ウィンター・フェルでは意識不明だったブランが目覚めた。サーセイとジェイミーの運命やいかに、といったところで次回。

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